前立腺は男性にのみある臓器で、年齢が上がるにつれて前立腺のがんの発症率は高くなるそうです。
しかし、前立腺がんは早期発見と適切な治療で治すことができる病気と言われています。
有名人でも前立腺がんになった方が多くいるので、ステージ数や様子などくわしく調査しました。
前立腺がんとは
前立腺がんとは、前立腺の中にがん細胞が発見される病気です。
前立腺がんについてくわしくはコチラ
前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。早期に発見すれば治癒することが可能です。また、多くの場合比較的ゆっくり進行します。
引用:ganjoho.jpがん情報サービス
前立腺がんは早期発見だと症状が殆ど無いと言われています。
しかし、前立腺がんは進行すると、排尿に障害が現れたり血尿が出ることも。
骨や他の臓器にまでがんが転移することもあり、腰痛などの痛みが出る他、最悪の場合は死に至る可能性もあります。
一生のうち約10人に1人が前立腺がんを一度は経験することになるそうで、50歳過ぎ頃から発症することが多いそう。
また、前立腺がんの患者数は年々増えており、その原因は社会の高齢化・食生活・喫煙・遺伝などと言われています。
前立腺がんになった芸能人一覧はこちら
前立腺がんになった芸能人の一覧はこちらです。
- 西川きよし(ステージ2)
- 北村総一郎(ステージ4)
- 稲川淳二
- 間寛平(ステージ4)
- 高倉健
それでは、前立腺がんになった日付の新しい方から順番にご紹介していきます。
①西川きよし(ステージ2)

お笑いタレントの西川きよしさんは2015年にステージ2の前立腺がんと診断され、2016年に手術を受けられています。
前立腺がんが発覚するまでは大病とは無縁でしたが、60歳を過ぎた頃から体に不調が出てきたのだそう。

いわゆる頻尿です。ひどいときには1時間半おきに起きてトイレへ。毎年、人間ドックはやってますが、家内(ヘレン夫人)が『しっかり検査してもらったら?』と。半ば強制的に受けさせられました。
検査の結果幸いにも早期発見だったため、前立腺を摘出する手術を受けられて、1ヶ月後には無事に仕事復帰へ。
その後は健康に留意されながら、前立腺がんの啓発活動をされるなど精力的に活動されています。
②北村総一朗(ステージ4)


「踊る大捜査線」などで有名な俳優の北村総一朗さんは、2013年8月に体調不良を感じたため病院で検査をされます。
- 2013年8月:内視鏡による前立腺の治療
- 2013年10月:前立腺がんの発覚により、前立腺の全摘出手術
検査で前立腺に異常が見つかり内視鏡の治療をされますが、精密検査で前立腺にステージ4のがんが発覚。
予定していた舞台を降板して、2013年10月に前立腺の全摘出の手術を受けることになります。
手術は無事に成功し2014年には仕事に復帰され、その後は2ヶ月に1度通院し転移がないか検査しているそうです。
③稲川淳二


怪談家の稲川淳二さんは、2011年10月に怪談ツアーでネタを披露した後に酸欠状態になり、突然頭の中が真っ白に。
それを見兼ねた周囲から病院へ行くことを勧められ、検査を受けることになります。
2011年12月に受けた検査で前立腺がんが発覚し、ステージ数は不明ですが幸いにも早期発見でした。
2012年2月に腹部を約1センチ程度開ける痛みの少ない手術を行い、その翌日には歩けるまでに回復へ。
手術から10日間で退院した後は、仕事をされながらも半年に1度のペースで通院をされているようです。
④間寛平(ステージ4)


お笑い芸人の間寛平さんは、2010年1月に検査でステージ4の前立腺がんが発覚します。
治療に専念するため、2008年からスタートした地球を1周するアースマラソンを一時中断することに。
前立腺がんがはかなり進行していた状態だったため、放射線治療とホルモン療法を併用して受けられました。
治療後しばらくは頻尿に悩まされましたが、3年経って症状は無事に治ってきたのだとか。
マラソンも無事に完走され、その後は年に1度検査を受けて再発に気をつけながら過ごされているようです。
⑤高倉健


俳優の高倉健さんは、2009年に前立腺がんを発症されますが、手術で無事に寛解されています。
高倉健さんの前立腺がんのステージ数は不明ですが、寛解されているため初期の段階だったのかもしれません。
しかし、2014年に受けた前立腺がんの定期検査で今度は悪性リンパ腫が見つかり療養することに。
入退院を繰り返すも状態は良くならず、最期は悪性リンパ腫により2014年11月10日83歳で亡くなられました。
前立腺がんになった有名人一覧
前立腺がんになった有名人の一覧はこちらです。
- 宮本亞門(ステージ2)
- 三谷幸喜
- 角盈男
- 上皇様
- 森喜朗
それでは、順番にご紹介していきます。
①宮本亞門(ステージ2)


演出家の宮本亞門さんは、2019年4月に前立腺がんであること発表しています。
前立腺がんが分かったきっかけは、テレビ番組の企画で受けた人間ドッグでした。
診断の結果は早期発見のステージ2の段階で、2019年5月には前立腺の全摘出手術を受けられ無事に成功しています。


退院後は尿漏れなどの後遺症に悩まされましたが克服され、その後は精力的に活動を続けられているようです。
②三谷幸喜


脚本家の三谷幸喜さんは、2015年に受けた人間ドッグの検査で前立腺がんの疑いが見つかりました。
大河ドラマ「真田丸」の執筆中だったので、すぐに再度の精密検査を受けることに。
結果はやはり前立腺がんで、ステージ数は不明ですが早期発見だったため手術でがんは治ると医師から告げられます。
2016年の正月明けに前立腺の全摘出手術を受け、「真田丸」の初回放送は入院中のベッドで見たのだとか。
その後は無事に回復され、がんについての本を出されるなど、幅広く活躍されています。
③角盈男


元プロ野球選手の角盈男さんは、2014年1月に受けた人間ドッグで前立腺がんの疑いが見つかります。
翌月の2014年2月に受けた再検査で、前立腺がんが判明。
ステージ数は不明ですが、角盈男さんは発覚した当時はまったく自覚症状が無かったようです。
角盈男さんは自分にあった治療法を探し続け、最終的にX線を用いた放射線治療を受け、無事にがんは完治しました。
その後は野球評論家やスナック経営など、幅広く活動されているようです。
④上皇様


上皇様は在位中だった2002年12月、血液検査の結果が前立腺に懸念する所が見られたため、検査入院されることに。
検査の結果前立腺がんが見つかり、2003年1月に東京大学医学部附属病院で前立腺の全摘出手術を受けられています。
2003年2月には無事に退院され、次のようにお気持ちを示されました。
今回の入院に際し、治療に当たってくれた医療陣の努力に深く感謝します。また、大勢の人々が心配し回復を願ってくれたことを心からうれしく思っています。退院に当たり、今病を得ている人々の回復を祈り、国民皆がそれぞれ体を大切に元気に過ごすよう願っています。
引用:www.kunaicho.go.jp
⑤森喜朗


元内閣総理大臣の森喜朗さんは、2000年4月所信表明演説の後に受けた病院検査の結果、前立腺がんが発覚します。
森喜朗さんは抗がん剤で症状を抑えながら首相を務められ、前立腺がんであることは公表していませんでした。
森喜朗さんの前立腺がんのステージ数は不明ですが、2001年には内視鏡の手術を受けられています。
2003年のプーチン大統領との会談で、初めて前立腺がんであることを明かしたそう。
2015年には肺がんの手術も受けられていますが、その後は無事に回復され政治活動を精力的にされているようです。
まとめ
前立腺がんになった有名人についてまとめました。
前立腺がんは50歳過ぎた頃から男性は誰しもがなる可能性があり、身近な病気と言われています。
前立腺がんはかなり進行しないと症状が出ないため、早期発見には定期的に病院での検査をするのが良いですね。
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